グアムにも皆さんおなじみのファーストフード店が勢揃いしています。マクドナルド、バーガーキング、ウェンディーズ、ケンタッキーフライドチキン、スバロ、サブウェイ、そしてピザのドミノピザやピザハット。大型ショッピングセンターのフードコートの他にも路面店で展開しているので、買い物やドライブの途中にあちらこちらで見慣れた看板に遭遇することでしょう。
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グアムプレミアアウトレット前のケンタッキーフライドチキンの路面店、グアムではKFC(ケーエフシー)と呼びます。
ファーストフードと言えば、世界中どこで食べても同じ味が保証されているので、初めての異国でもいつもの味にありつけます。ところが意外なことに、画一的で均一の味を提供するはずのファーストフード店にグアム限定の味を見つけることができるのです。世界中探してもない、グアムだけのメニュー、これは絶対トライしたいものです。
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こちらはケンタッキーフライドチキンのチャモロフィエスタプレート。チャモロ料理の代表の1つ、チキンケラグエン(手前右下)とチキンケラグエンラップ(左中央)。チキンケラグエンはレモン汁と塩でグリルした鶏肉の身を和えたグアム伝統の料理。アチョーテという木の実の汁で炊いたレッドライスもあり、お好みでフィナデニソースと呼ばれる地元の酢醤油が付いてきます。まさしくグアムを代表する伝統料理が味わえるのがケンタッキーなのです。
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アイスコーヒーとローカルデラックスプラッター、出勤前の人でマクドナルドは朝からにぎわいます。
そしてマクドナルド。こちらは朝食にグアム限定メニューが登場します。名づけてローカルデラックスプラッター、スパムとポルトガルソーセージ、そしてスクランブルエッグにご飯という不思議なプレートです。マクドナルドでご飯が出るだけでも驚きですが、塩が効いた豚肉の加工スパム、そしてポーク100%のややスパイシーなあら挽きタイプのポルトガルソーセージ、朝から肉づくしのメニューがローカルデラックスというわけです。そしてなぜかケチャップでなく、醤油が付いてきます。ご飯に醤油をかける、ということのようです。
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ドミノピザのマグハイ、宅配サービスもできます。
さらにドミノピザでグアム限定のトッピングを見つけました。フィリピン人が26%程度の人口を占めるグアムならではのメニューがMABUHAY(ようこそという意味のタガログ語)です。ペパロニ、ハム、パイナップル、ピーマンが載った塩辛さと甘さが交互に口の中を行き来する複雑な味わいです。
お手軽価格の庶民の定番が、ファーストフードのローカル限定メニューなのです。