グアムの街中を歩いたり車で走ったりすると、色とりどりにペイントされたカラバオ(水牛)のモニュメントがあることに気付きます。これは、グアム商工会議所を筆頭に2006年から始まったグアムの町おこしのプロジェクトの一環なのです。グアムの企業やショップが真っ白な水牛のモニュメントを購入し、そこに絵を付けてディスプレーするという仕組みになっています。今回は、そんなカラフルなカラバオたちをご紹介いたします!


フィエスタ・リゾート・グアムのプールサイド。
胴周りにホテルのロゴ入りベルトを付けて、編み上げ靴を履いているオシャレさん!


このプロジェクトの名前は、「Carabaos on Vacation(カラバオズ・オン・バケーション)」といいます。「カラバオ(carabao)」とは水牛のことで、古くからグアム島にとても馴染みのある動物なのです。
特に南部の住民は現在でもペットとして飼っている世帯が多く、南部をドライブしているとカラバオを散歩させている島民に出会う事もありますよ。エリザベス、プリンセス、など、ちゃんと名前も付けられていて、島民に愛されている動物です。
首都ハガニアで毎週水曜日の夜に実施されるチャモロビレッジ・ナイトマーケットでは、本物のカラバオに乗れるカラバオ・ライドが人気です。


グアム島の空の玄関、グアム国際空港の出発ロビー階(日本へご帰国の際に利用する階)の中央屋外には
カップルのカラバオがいます。
口角があがっていて、いかにも満足げな表情がいいですね。


こちらはヒルトングアムリゾート&スパのカラバオ。
涼しげな色彩ですね。赤いシャトルバスのバス停近くです。


パシフィック・アイランド・クラブ・グアム(P.I.C.グアム)の入口前には、
ロマンティックな島の風景を描いたカラバオがいます。


このプロジェクトには、グアムを代表する大企業が参加しています。グアム銀行、ハワイ銀行、ユナイテッド航空、グアムプレミアアウトレットなど、現在では20以上のカラバオがグアムの街中に飾られています。
このような町おこしのプロジェクトは、海外の他の都市でも行われているそうで、スイスやアメリカのシカゴでも、同じようなモニュメントを街中に置くことで観光業を活性化させているそうです。


こちらのカラバオは
ザ・プラザ内のバー「ブリーズ(BREEZE)」の店舗前、
ホテルロードに飾られています。サンダルを履いてリラックスしていますね。


ブルーラグーンプラザの中のレストラン「味一」前には
こんなロマンチックな色合いのカラバオがありました。


マリンコアドライブ沿い、シティバンク横のガソリンスタンド「シェル(SHELL)」には
2頭のカラバオが仲良く並んでいます。


こちらはハガニア郵便局の近く。
迷彩柄のカラバオです。


こちらもハガニアにある聖母マリア大聖堂近くのカラバオ。
全身フルーツでいっぱい!


こちらが本物のカラバオです。


最後はおまけですが、巨大なカラバオのオブジェ。
まわりの車と比較してみてください!
パゴ湾近くの4号線の道路から見えます。


カラバオのポーズは全部で3種類あるそうです。こんなにかわいらしい水牛があちこちにいたら、カラバオに出逢うたびに写真を撮って「カラバオ巡り」をしたくなりますよね。観光客の方が見に行ける場所にもいくつかありますので、ぜひ見かけたら記念撮影をお忘れなく!