今季の日本のプロ野球では、一時代を築いた名選手たちの引退発表が続いています。どの選手も、過酷なプロ野球界で生き残りをかけた戦いを長年続け、波乱万丈のドラマに満ちたキャリアを築いてきた強者ばかり。今季限りで引退を表明した阪神タイガースの「桧山進次郎(44)」選手もそのひとり。「代打の神様」と称され、先日10月13日(日)に行われた「クライマックスシリーズ」の最終打席では、見事ホームランを放ちました!去る10月5日(土)には、「22年間」の現役生活に別れを告げるシーズン最後の引退試合を、宿命のライバル「巨人」と聖地甲子園で行ない、試合後には今季最多の観衆「4万7046人」が見守る中、盛大な引退セレモニーが行われました。そんな桧山進次郎選手とグアムには特別な繋がりがあります。桧山選手は、2001年から13年間に渡る自主トレをここグアムで行ない、シーズンを戦い抜く強靭な身体作りをしてきました。まさに、桧山選手の現役生活を支えて来たのがグアムなのです。彼の引退セレモニーに合わせ、「グアム準州知事」や「グアム政府観光局 局長」からも感謝状が贈られました。

40代に差し掛かってからも、若いアスリートたちと共に 汗を流していた桧山選手のことをグアムは忘れません! 第2の野球人生を謳歌してくださいね。

「阪神一筋 22年」の桧山選手の引退セレモニーに沸く甲子園。 宿命のライバルでもある「巨人」のファンも セレモニーを温かく見守る姿が印象的でした。

桧山選手の交友関係はとても幅広く、桧山選手率いる自主トレツアーには近年20人を超えるアスリートが多数参加しています。「柔道」「ゴルフ」「ライダー」など、オリンピック金メダリストも含む有名一流選手がずらりと顔を揃える様子は、日本では考えられないほど豪華な光景です。

自主トレは毎年「レオパレスリゾート・グアム(LeoPalace Resort Guam)」で行われます。 こちらのスポーツ施設は、プロアスリートのニーズに応える 万全のトレーニング環境が整備されています。

現在まで、フィジカルトレーナーを努めてきた「仲田健」氏(写真左)。 お二人は、桧山選手が「平安高校(京都)」在学中に訪れた 地元のジムで出会われたそうです。 当時、仲田氏は「立命館大学」で陸上や円盤投げで活躍しながら、 ジムでアルバイトしていたそうです。

2011年の自主トレの模様はこちらから。 http://weekly.visitguam.jp/2011/01/2-1.html http://weekly.visitguam.jp/2011/02/3-1.html

ツアーに参加しているアスリートの皆さんは、自主トレの合間をぬって「グアム日本人学校」を訪問し、野球教室やトークイベントを開催してきました。グアムの子供たちが一流のアスリートと会い、様々な質問をし、共に汗を流した記憶は、生徒たちの心に深く刻まれ、素敵な思い出となったことでしょう。

「グアム日本人学校」で生徒たちの質問に応えるアスリートの皆さん。 左から「桧山進次郎」選手、阪神タイガースの「浅井良」選手、 レーシングドライバーの「脇阪寿一」選手、 男子柔道60kg級五輪三連覇の「野村忠宏」選手です。

柔道選手もレーシングドライバーも、 皆さん一緒になってキャッチボールを楽しみました。

穏やかで、優しさに溢れる人柄で、グアムの子供たちに慕われている桧山選手。 引退のニュースは、子供たちにとっても驚きだったようです。

引退試合、引退セレモニーに合わせ、 グアム日本人学校の全生徒が、桧山選手にメッセージを贈りました。 引退試合の前に控え室で関係者から手渡されると、 「引退の報告にまた行かないといけないね」と仰っていました。 再びグアムにお越しいただけることを楽しみにしていますよ!

桧山選手には、子供たちのメッセージと共に、 「グアム準州知事」や「グアム政府観光局 局長」からの感謝状も授与されました。 その模様はスポーツ新聞を中心に、多くの日本のメディアでも紹介されました。

「クライマックスシリーズ」で見せてくれた豪快な2ランホームラン、「代打の神様」こと「桧山進次郎」選手の、第2の野球人生のスタートに自ら華を添えた見事な最終打席でした。一流ならではの苦労や厳しさの中で戦う多くのトップアスリートが桧山選手に励まされ、ときには厳しい言葉で奮起させられたと言います。若いアスリートと共に、再びグアムでお目にかかれることを楽しみにしています。