今年で第34回目を迎える「グアム日本人会秋祭り(ジャパンオータムフェスティバル / Japan Autumn Festival)」が、11月30日(土)に「ガバナージョセフフローレスメモリアルパーク(イパオビーチパーク)」で開催されました。グアムの観光業の発展とともに規模を拡大してきたグアム日本人会秋祭りですが、今年はなんと3万人以上の来場者が訪れ、広い公園が大勢の人で埋め尽くされていました。34年前、グアム在住の日本人が、日本人の子供たちに日本の伝統文化を体験させたい、とホテルの駐車場で開催したこちらの祭りは、今ではグアムのローカルたちも楽しみにするほどのグアム最大のイベントへと成長しました。秋祭り当日は朝から青空が広がり、爽やかな海風も吹き、絶好の祭り日和。例年より1時間早い2:00PM、グアム中を熱狂させるお祭りがスタート!お祭りは10:00PMまで行われ、ステージではパフォーマンス、ブースではゲームやおもちゃの販売、フードコーナーでは食べたり飲んだりなど、熱気溢れる内容となっていました。

南京玉すだれ、皿回しなどの大道芸や、
高知よさこい、沖縄エイサー、どじょうすくい踊りなど、
祭り好きのパフォーマーが日本全国から集まりました。

今年も、ハンク・ライスさん&ヒロコ・エバンスさんの名コンビによる
司会が会場を大いに盛り上げました。
すっかりグアム日本人会秋祭りの「顔」となったお二人ですが、
ハンク・ライスさんは普段「マジック・オブ・グアム(Magic of Guam)」の
コミカルマジシャンとして、
ヒロコ・エバンスさんは、エアラインのキャビンアテンダントさんとして活躍されています。
もしかしたら、グアム行きの飛行機の中で会うかもしれませんね。

グアム在住の子供たちが楽しみにしている名物の子供神輿。
かけ声に合わせて、ガバナージョセフフローレスメモリアルパーク(イパオビーチパーク)を
元気よく一周しました。

祭りのハイライトは、なんといっても迫力満点の大人の御神輿。
力強いかけ声で会場を回ると、祭りの熱気も最高潮に達します!

今年も、日本からの参加者が多くの伝統芸能を披露しました。
グアム日本人会秋祭りへの参加を恒例としている団体も少なくありません。

グアムの人々は、普段中々見ることができない日本の伝統芸能に興味津々!
約8時間に及ぶ長丁場ですが、
日本でもあまり見る機会のない伝統芸能が目白押しです。

フード、ドリンク、ゲーム、おもちゃなどのブースが
会場をぐるりと取り囲みました。
一番人気は、いつの時代もやはり金魚すくい。
真剣な眼差しで金魚を追いかける子供たちに混じって、
多くの大人たちも子供の頃に還り、楽しんでいました。

色とりどりのボールが浮かぶスーパーボールすくいや、
人形すくいも人気を集めています。

こちらは、スリッパ投げゲーム。
見事スリッパが穴に入れば、日本のキャラクターの景品などが
もらえるユニークなゲーム。

小さな子供たちが遊べるゲームも沢山あります。
ローカルの子供たちにとっても、心躍る楽しい週末となりました。

ステージで伝統芸能を披露した日本のグループも、出店していました。
こちらのブースでは、コマや皿回しなどを指導していましたよ。

こちらは、おもちゃを販売するブース。
普段、グアムでは手に入らない日本のキャラクターアイテムが並びます。
今年は、沢山のグアムの高校生、大学生のボランティアが
イベントをサポートしてくれました!

今年、主催者が力を入れて行なったのが、ゴミの分類。
こちらでも多くのボランティアさんが大活躍!
グアムでは、最近ようやくリサイクルへの関心が高まり始めています。
とっても素敵な心がけですね。

会場には、フィリピン台風への義援金ボックスが設置されていました。
東日本大震災直後にはグアム日本人会が窓口となり、
多くの義援金を様々な国の組織や団体から受け取りました。
グアム日本人会では、現在フィリピン台風義援金の呼びかけを行っています。

人気イベントのひとつである、大マグロの解体デモンストレーション。
ホテルやレストランで腕を振るうシェフが連携する「シェフ会」が担当。
さばいたマグロを使用した握り寿司は、会場の皆さんに振る舞われました!

日本の伝統芸能とともに会場を盛り上げた
ファイヤーダンスやミクロネシアダンス。
内容盛り沢山のステージが魅力のひとつですね!

グアム日本人会秋祭りは、毎年11月の最終土曜日に開催されます。祭りの詳細は、毎年グアム日本人会のホームページで案内されていますので、来年は是非このイベントに合わせてグアム旅行を計画してみてくださいね!

グアム日本人会のホームページはこちらから。
http://www.jcguam.org/