グアムインターナショナルマラソン 2015(Guam International Marathon 2015)の大会アンバサダーを勤めたQちゃんことシドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんの合図でスタートしたフルマラソン。グアムの気候を考慮し、午前3時にグアム政府観光局前を一斉にスタートしました。フルマラソンの参加者は590名、自己記録に挑戦する人、完走を目指す人、グアムでのランをエンジョイしようという人、それぞれの思いを胸にスタートを切りました。
グアムインターナショナルマラソンの種目は4種類、フルマラソン、ハーフマラソン、10K、5K、1時間おきのスタートとなりました。全種目を合わせた参加者は3,200名、年々参加者が増えているものの、国際陸上競技連盟(IAAF) 公認のレースの中ではランナーが少ないので、混雑もなくコースが走りやすいと言われ、自己記録も期待できるイベントです。 天候にも恵まれた今年のレースの模様をリポートします。

フルマラソン男子の優勝者
イノウエ ユウスケさん。
2時間41分22秒でゴールしました。
フルマラソン女子は韓国からの参加者が優勝しました。

大都会とは異なり、自然に抱かれて走るグアムインターナショナルマラソンは格別の感動と心地よさを味わわせてくれるに違いありません。自分と戦いながら掴んだフィニッシュ、家族や大切な人をいたわりながらたどり着いたゴール。グアムの自然が素敵な記憶を彩ってくれます。来年はぜひあなたもここグアムで無二の感動を味わってみてください。

レイモンド・テノリオ グアム準州副知事とともに
スタート地点でフルマラソンのランナーを激励する高橋尚子さん。
午前3時、まだ夜が明けない真夜中。
42.195kmの道のりを駆け抜ける過酷なレースが始まりました。
沿道の15箇所のエイドステーションでは
ボランティアの皆さんが
ドリンクやスナックを提供し、声援をおくっていました。
ランナーにとっては温かい声援が何よりも励みになります。
フルマラソンの15kmあたりの地点。
軽やかなフットワークで余裕を見せるこちらの二人は
フルマラソン男子で4位と5位という輝かしい成績を収めました。
今回初めての試みでフルマラソンとハーフマラソンのコース上に
グアム準州副知事夫人がもてなす
フィエスタエイドステーション を設置。
高橋尚子さんはこの地点まで参加者とともに走り、
後方の選手を迎えました。
フィエスタエイドステーション では、
フルーツ類やカップケーキ、BBQチキンなどが用意されていました。
グアムの村々で催される村祭りをイメージした
グアムらしいおもてなしです。
フィエスタエイドステーション の裏手で
BBQを焼くボランティアの皆さん。
夜明け前にも関わらず賑やかに盛り上がっていました。
あたりには美味しそうな香りが立ちこめます。
フルマラソンンのトップランナーが
ゴールしたのは5:41AMですので、まだ真っ暗でしたが、
6:10AMの日の出を過ぎると美しい海が姿を見せます。
青いゼッケンは10Kランナー。
グアムで毎週末のように開催される5Kで
自信をつけたランナーが次に挑戦する種目です。
4種目すべてのスタート前に行われたファイヤーダンス。
島外からの参加者にとっては嬉しい南国ならではの演出です。
5Kには1,100名がエントリー。
レイモンド・テノリオ グアム準州副知事も参加しました。
5Kは親子や友達と参加する人が多く和やかな雰囲気。
小さい子供達の姿も多く見かけました。
5Kの優勝者は16分17秒でゴールしました。
一方、いつもの私のように
約1時間かけておしゃべりしながら
ゴールを目指す人もたくさんいました。
途中で宮川大助さんの姿を発見
一大イベントと気負わず、無理することなく自分のスタイルで
グアムのイベントを楽しんでいらっしゃいました。
静寂に包まれる常夏の島の夜、
赤・紫・オレンジ・濃紺と
微妙なグラデーションが姿を見せる朝焼けの海。
グアムの早朝ランでは自然の美しさを味わうこともできます。
ゴールした方へのご褒美がたくさん用意されていました。
こちらはミストシャワーを完備したクールゾーン。
疲れを癒しくつろげます。

大都会とは異なり、自然に抱かれて走るグアムインターナショナルマラソンは格別の感動と心地よさを味わわせてくれるに違いありません。自分と戦いながら掴んだフィニッシュ、家族や大切な人をいたわりながらたどり着いたゴール。グアムの自然が素敵な記憶を彩ってくれます。来年はぜひあなたもここグアムで無二の感動を味わってみてください。