今年から大会名を改め開催された『ユナイテッド・グアムマラソン2017(United Airlines Guam Marathon)』。今回の大会は、過去4回行われた『グアムインターナショナルマラソン(Guam International Marathon)』を含め、過去最高となる4,335名が登録。その内、約半数はローカルランナーですが、4分の1に当たる1,212名がなんと日本から参加のランナーでした。今回も皆様それぞれの目標を胸に、フルマラソン、ハーフマラソン、10K、5Kの各種目で素晴らしい走りを見せ、 見ている者に感動を与えてくれました!
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完走したランナーに送られたメダル。
とてもいい記念になりますね。
今年からユナイテッド航空がメインスポンサーとなり、開催された本大会。フルマラソンは3:00AMスタートという、あまり例のない早朝スタートです。それにも関わらず、800名を超えるランナーが集まりました。3:00AMスタートということは何時に起きたのでしょうか?食事は?トイレは?準備体操は?走るだけでなく、スタート時間に体調を最高の状態に整えるトレーニングも積み重ねてきたでしょう。その成果を存分に発揮して欲しいものです。
続いてハーフマラソンは4:00AMスタート。まだまだ空は真っ暗ですが、1,000名以上のランナーが参加。そして5:00AMに10K、6:00AMに5Kがスタートです。今年は10K参加者がとても増えたそうです。『グアムインターナショナルマラソン』から数えると今回で5回目。その他にもグアムではたくさんのランニングイベントが開催されています。今まで5Kに参加していて今回から10Kに挑戦!という方もたくさんいらっしゃるでしょう。それぞれのスタート前にはファイヤーダンスのパフォーマンスが披露され、ランナーたちの気合いを盛り上げていました。
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パシフィックアイランドクラブ・グアム(Pacific Islands Club Guam)の
ディナーショーのパフォーマーたちが登場。
真っ暗な空の下、赤々と燃える炎で素晴らしいダンスを披露。
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4種目ともスタートは
ガバナー ジョセフ フローレス メモリアル パーク(イパオビーチパーク)です。
緊張のスタートの瞬間。
多くの声援に送られ、ランナーがスタートしてきます。
日本から約3時間30分で到着するグアム。時差もたったの1時間ということから海外初ランにグアムを選ぶ方が多く、さらに本大会はフルマラソン、ハーフマラソン、10K、5Kの4種目あり、本格的なアスリートからビギナーランナーまで参加できるようになっています。国際陸上競技連盟/AIMS公認のフルマラソンコースで自己タイム更新に挑戦する人、グアム旅行がてら気軽に5Kに参加する人、親子で1つの目標に向かって一緒に走る人など、参加する人たちの思いもさまざまです。
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グアムのランニングイベントでは見慣れた光景。
赤ちゃんを乗せたバギーを押しながら参加する方を毎回見かけます。
こんな風に参加できるのもグアムならでは。
フルマラソン、ハーフマラソンではハガニアの美しい海岸線を走ります。フルマラソンではさらにアサン、ピティと島の西海岸を南下。ハーフマラソンでは真っ暗の中スタートし、日が上りきらない内にゴールされる方もいますが、多くのランナーは東の空が明るく色づき、徐々に変わっていく美しい空の色、そして朝日に輝く海を眺めながら走ります。
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首都ハガニア辺りでは海沿いを走ります。
この時期、まだ少しひんやりする潮風を受けながらゴールを目指します。
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ガバナーズオフィス敷地内にある
ラッテ・オブ・フリーダム( Latte of Freedom)など
観光スポットを眺めながらの走るポイントも。
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休憩所は1マイル(約1.6km)毎に設置。
水やスポーツドリンクだけでなく、
フルーツやエナジーバーのような、
長距離を走り切るための栄養補給を行えるものが用意され
時には水をまいて、クールダウンを手助けします。
10Kや5Kはタムニング地区のマリン・コア・ドライブを走ります。6:00AMを過ぎると空も明るくなり、走りやすくなります。
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皆さん、ひたすらゴールに向かって一歩一歩前に進みます。
ゴールはスタート地点と同じ、ガバナー ジョセフ フローレス メモリアル パークです。一番にテープを切ったのはハーフマラソンの選手。続いてハーフマラソンのランナーが次々と続きます。
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ハーフマラソンのトップランナーがまず最初にゴール!
1時間9分20秒というタイムで、日本人の五郎谷 俊(ゴロウタニ シュン)選手です!
毎回、日本人ランナーが表彰式を独占しますが
今回も大いに期待できそうなフィニッシュ!
フルマラソンのトップランナーも日本人ランナーで中島 弘貴(ナカジマ ヒロキ)選手。2時間30分37秒というタイムでフィニッシュしました!
ゴールをすると一人ひとりに完走記念メダルと完走証明書が発行されます。ゼッケン番号や名前、参加種目、タイム、順位などが記録されています。とてもいい記念になりますね。
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こちらは「三愛水着楽園」の2017年イメージガールの熊江琉唯(クマエ ルイ)さん。
すでにウィークリーグアムでもご紹介しましたが、
今年の春からグアムでも日本で人気の水着ブランド
「三愛水着楽園」のアイテムを買うことができるようになりました。
そして熊江さんもハーフマラソンに参加。
海外レース初参加で2時間5分47秒という好タイムで完走を果たしました。
<「三愛水着楽園」の記事はこちら>
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こちらはフィニッシャーズタオル。
本大会は記念品も盛りだくさんですね。
ゴールしたランナーが訪れるのはイパオビーチで開催されるバーベキュービーチパーティ(BBQ Beach Party)です。日が昇り、穏やかに輝き始めるビーチでリラックスタイム!
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こちらがイパオビーチの様子。
大会ロゴ入りのビーチマットも配布され、
思い思いにリラックスタイムを過ごします。
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先週、ご紹介したエキスポでも
たくさんの記念撮影コーナーが設けられていましたが
このパーティーでも各所もこのようなコーナーが用意されていました。
島外から参加するランナーが多い大会なので
皆様にいい思い出を作って欲しいですね。
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走り終えたランナーには
フルーツやドリンクなどのリフレッシュメントが用意されました。
できたての熱々バナナドーナツもありましたよ!
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こちらはユナイテッド航空のおもてなしブース。
フライドライスやデニッシュなど、おいしそうな朝食が登場!
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そして海に入ってのクールダウン。
火照った体の熱を取り、
朝一番の海の気持ち良さに、一緒に疲れも取れそうですね!
その他、スパアユアラン(Spa Ayualam)、アイランドセレナ(Island Sirena)などのスパからの無料マッサージコーナーもありました。疲れた筋肉を優しく解きほぐします。
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公園には日本の各旅行社のブースが設置されていました。
公認ツアーで参加した方はこれらのブースが利用できます。
日本人スタッフがいるので安心です。
それぞれが思い思いのリフレッシュタイムを過ごす中、総合3位までの表彰式が始まりました。今年も日本人が上位を独占!
男子フルマラソンでは上位3人が全員日本人、女子フルマラソンでは上位2人が日本人、男子ハーフマラソンでは上位2人が日本人、女子ハーフマラソンでは上位3人が全員日本人、10Kでは上位5人に日本人が4名、5Kでは1位、2位が日本人でした!
上位に入ることはなくても、ビーチで過ごす達成感や爽快感に満たされたランナーの晴れやかな顔を見ていると、一人ひとりが素晴らしい走りを見せたことがわかります。皆様、本当にお疲れ様でした!
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表彰式はタモン湾を背景に。
海の向こうには恋人岬も見ることができました。
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こちらの写真はなんと、表彰式でのサプライズプロポーズ!
ハーフマラソンで3位に入賞した中国人選手が
片膝をつきエンゲージリングを差し出し、プロポーズ。
思わず涙ぐむ女性に、大きな拍手が送られました!
表彰式が進む中、ゴール地点では高橋尚子さんが帰ってきたランナーを温かく迎えていました。ハイタッチをしたり、手をつないで一緒にゴールするなど、最後までランナーをサポート。コース上でも多くのランナーに声援を送り、声をかけ応援されていました。Qちゃんに励まされ、頑張れた方も多かったでしょう。
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日が高くなり、暑くなり始める頃、まだまだレースは続きます。
最後まで笑顔でランナーをサポートする高橋尚子さん。
今年も盛大に『ユナイテッド・グアムマラソン2017』が終了しました。日本からの多くの参加、そして日本人の活躍と、いいニュースに溢れた時間でした。
毎年4月に本イベントが開催されています。来年も日本からより多くの参加を期待しています。今年参加されなかった方、ぜひ来年はグアムでお会いしましょう!