青い海と空、揺れるココナツの木と波の打ち寄せるビーチが魅力的なグアム。毎年多くのツーリストの方々が訪れ、このゴージャスな南の島で素敵な時間を過ごしています。一方、この素敵な南の島でも、世界中で問題視されているプラスチックなどのゴミによる環境破壊の不穏な影が忍び寄っているのが現状です。自然豊かなグアム本来の姿を保護するために、島の多くの人がありとあらゆる方法で活動していますが、今回は「グマモン・ビーチクリーンアップ(Gumamon Beach Clean Ups)」を紹介します。



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グアムを守るため環境汚染と戦う
グマモン(Gumamon)。



毎月第4土曜日の朝に開催されるグマモン・ビーチクリーンアップは、ビーチに溢れるゴミ、および不法投棄によるゴミを清掃する活動を通して、環境問題に対しての意識改革を提唱し、次世代を教育するのが目的でスタート。今回は28回目のクリーンアップです。運が良ければグアムの愛されマスコット、グマモンに遭遇することもできるのだとか。その噂を聞きつけて、そのイベントに参加してみました。



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着いた場所はアガニア地区にあるフラオパーク(Hurao Park)。



今回はたまたま公共の交通機関が通らない、地元の人が通う小さな憩いの場所での開催でしたが、フェイスブックページでのボランティア呼びかけの結果、地元の若者、アメリカ軍属の人などが参加していました。先ほどの写真から見る限りでは気が付きませんが、近くまで足を運ぶと・・・。



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こんなにたくさんのゴミが!



正直、ここまでたくさんのゴミがあると思わなかったので、とても驚きましたが、これはやり甲斐があると気合を入れて参加しました。



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参加者全員に清掃に使用するゴミ袋と手袋が配布されます。



ビーチだと思ってサンダルで来てしまいましたが、
割れたグラス瓶もあるのでスニーカーなどを
着用することをお勧めします。



資源ごみ、空きカン・瓶、プラスチックなどに仕分けし、それぞれをゴミ袋に詰めます。大量にあったゴミも皆で協力するとあっという間に片付けられていきます。



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このようにゴミがドンドン集まり、綺麗になります。



この日は燃えないゴミ15袋、資源ゴミ17袋と、約725kgの合計32袋のゴミが集まったそうです。ボランティアを取り仕切る女性の話によると、今回が今までで一番ゴミの量が多かったそうです。これらのゴミに加え、タイヤなどの粗大ごみもありました。日本と同様、グアムでもそれらを処分するにはお金がかかります。グマモンのキャラクターグッズ販売による収益の一部はこちらの活動資金として使用されています。



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グアムでのショッピングシーンでみかけるグマモンアイテム。



それらを購入すると間接的にグアムを守っている活動に寄付していることになるのです。グアムが好きだからグアムのマスコットを購入したという方が、知らない間にグアムをより良い島にしているのです!都合が合わず、ビーチクリーンアップに参加できないツーリストの皆さんであっても、グアムの自然保護・環境汚染に携わることができるなんて、素敵なことですよね。

もちろん、毎月の第4土曜日にグアム滞在を予定している方で、大好きなグアムの自然を守りたい!自らボランティアに参加したい!という方は、是非参加してみてください。



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ビフォー&アフター。
綺麗な海がより一層素敵に見えます。



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記事冒頭2枚目の写真エリアも
こんなに綺麗になりました。



ビーチクリーンアップの詳しい情報はグマモンのSNSをチェックしてみてください。私たち一人一人の行動がこのような活動を支え、そして次世代へ環境保護の大切を教える良い機会になることは間違いありません。どうかグアムの豊かな自然がこのまま守られますように。



<インフォメーション>

イベント名:グマモン・ビーチクリーンアップ(Gumamon Beach Clean Ups)
イベント開催日:第4土曜日

※開催時間と場所はその都度変更があります。