これまでグアムでは5Kといったランニングイベントをはじめ、トライアスロン、サイクリング、オブスタクルレースなどさまざまなスポーツイベントが開催されてきました。新型コロナウイルスの感染拡大により、未だに25名以上の集まりが禁止されていますが、屋外イベントということで少しずつ再開されてきています。

しかし、まだまだ手放しで楽しむことのできないこのご時世、リアルなレースに代わり、バーチャルで参加するスポーツイベントが次々と開催されています。

例えばサザンマウンテンギア (Southern Mountain Gear) というアウトドアスポーツ専門店による『ザ・グアム 14er チャレンジ (the Guam 14er Challenge) 』。

こちらは7日以内にウォーキング、ランニング、またはマウンテンバイクで14,000フィート (約4,267メートル) の高さを登るというもの。グアムには標高14,000フィートの山がないため、同じ山や道、違う山や道を何度も登らなければなりません。(ちなみにグアムで最も高い山、ラムラム山で標高1,332フィート、約406メートルです)

多くの参加者が毎日2,000フィートを7日間登る中、ピティ村にあるグアム・ベテラン・セメタリー(Guam Veterans Cemetery) からニミッツヒルの頂上までの坂道を1日で7往復し、14,000フィートを1日で登った強者も!もちろん、標高確認は専用アプリを使ってしっかりチェック。参加者は島中部から南部にかけての山々を登り、その美しい景色も楽しんだよう。そして26名が見事に14,000フィートを制覇しました!

7月1日から31日までの1か月で開催が予定されているのは『ゴー・ザ・ディスタンス (Go The Distance)』。ハガニアにあるフィットネスジム、アーバン・フィットネス グアム (Urban Fitness Guam) 主催のイベントです。

ウォーキング50マイル (約80km)、スイミング30マイル (約48km)、マウンテンバイク300マイル(約482km)、ランニング100マイル (約160km) のいずれか、またはスイミング・マウンテンバイク・ランニングの3種目に参加し、1か月かけてその距離を制覇するというもの。こちらもGPS機能のアプリを使ってしっかりチェック。
バーチャルイベントなので、日本などオフアイランドからの参加も可能だそうです!日本からの参加も多かったスポーツイベントが中止・延期となる中、日本にいながらグアムのアスリートと熱い戦いを繰り広げてみては?

次に紹介するのも期間中に規定の距離を制覇するというもの。メイク・ア・ウィッシュ ファンデーション・オブ・グアム&CNMI (Make-A-Wish Foundation of Guam & CMNI) 主催、『トレイル・ウィッシュ・バーチャル・チャレンジ (Trail Wish Virtual Challenge) 』です。

期間は6月29日から7月5日までの1週間。距離は50K、20K、10K、5Kから選べます。1週間で5km、これならチャレンジできるかも!といううれしい種目も登場しています!

このパンデミックをきっかけに、各分野でさまざまな新たな試みが始まっています。グアムのスポーツイベントも、もちろんその他のシーンでも、今後さらなるユニークな試み、多様化したグアムの楽しみ方が期待できそうです。